第3章 基礎4題・専門14題の攻略設計
東北大学 大学院工学研究科 応用化学専攻の院試対策講座から、公式範囲を科目名の列挙で終わらせず、何を説明・計算できる状態にするかへ変換します。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月28日
- 公開本文
- 1,582字
- 参照資料
- 9件
基礎4題の範囲
4分野を同じ粒度で把握し、受験区分に応じた選択準備へ進みます。
基礎の4分野
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
基礎科目は、①無機・物理化学の化学結合・化学平衡・反応速度、②有機化学の構造・物性・反応、③生物化学の構造・機能・代謝、④化学工学の量論・移動現象論、の4題です。
分野を貫く三つの問い
区分:本書による説明。複数の一次資料を突き合わせ、意味が変わらない範囲で平易に整理しています。
4分野は別々に見えても、何が安定か、どの経路で変化するか、速度を何が支配するか、という問いで接続できます。たとえば結合の強さは反応性に、平衡は収率に、輸送は観測速度に関わります。
最初の診断
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、各分野から公式範囲に対応する標準問題を1題ずつ選び、式を見ずに60分で解いて、知識不足・立式不足・計算ミス・説明不足の4列に原因を分類する方法を提案します。
専門14題の内訳
2分野以上という制約を含め、選択可能な問題群を正確に把握します。
無機・物理化学3題
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
無機・物理化学分野は、結合・構造論、反応論、物性論の3題で構成すると2027年度募集要項に示されています。
有機化学3題
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
有機化学分野は、物理有機化学、有機合成化学、高分子化学の3題で構成すると募集要項に示されています。
生物化学4題
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
生物化学分野は、生体分子機能学、応用生物化学、生物情報学、生物物理化学の4題で構成すると募集要項に示されています。
化学工学4題
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
化学工学分野は、反応工学、機械的単位操作、分離工学、プロセスシステムの4題です。機械的単位操作にはレオロジー、プロセスシステムには制御が含まれます。
一分野だけでは完結しない
区分:本書による説明。複数の一次資料を突き合わせ、意味が変わらない範囲で平易に整理しています。
4題を2分野以上から選ぶため、最も得意な一分野だけを4題準備して終える設計は公式条件に合いません。主軸とする分野に加えて、隣接分野で解答候補を作る必要があります。
応用化学向けの分野横断
研究対象の構造・反応・物性を、入試科目の言葉で説明できるようにします。
主軸二分野を決める
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、無機・物理化学+有機化学、無機・物理化学+高分子、または有機化学+生物物理化学など、既修科目と志望研究に合う二分野を主軸として先に固定する方法を提案します。
式を三行で説明する
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
平衡定数、速度式、分配関数、拡散式などは、①各記号の意味、②成立条件、③条件を外したときの破れ方、の三行を添えて練習する方法を本書は提案します。計算と説明を分離しないためです。
研究対象へ接続する
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
触媒なら活性点・吸着・反応速度、薄膜なら分子間相互作用・界面・光物性、シンチレータなら励起・捕獲・発光を、基礎科目の結合・平衡・速度の語彙へ戻して説明する練習を提案します。
横断説明の比重に関する限定推定
区分:本書による推定。根拠と限界を併記し、出題・配点・合否を予測するものではありません。
専門4題を2分野以上から選ぶ制度と、専攻が分子設計から材料・資源・計測までを扱う事実から、本書は、単語暗記だけでなく構造・反応・物性を横断して説明する準備の比重が高いと推定します。ただし、これは2027年度の設問、配点、採点方針、合否を予測するものではありません。
12週間の学習計画
公式範囲を、診断・補修・時間演習・説明練習へ段階化します。
第1~3週:基礎の穴を特定
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
第1~3週は基礎4分野の診断を行い、無機・物理化学なら結合・平衡・速度、有機なら構造と反応機構、生化学なら構造・機能・代謝、化学工学なら量論・輸送を復習します。
第4~6週:専門二分野を接続
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
第4~6週は主軸二分野から毎週2題ずつ解き、同じ現象を二分野の言葉で説明します。たとえば触媒反応を、表面の結合状態と速度式の両方から説明する練習です。
第7~9週:選択判断を練習
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
第7~9週は専門14題を想定した問題一覧を最初の10分で読み、4題を2分野以上から選ぶ判断を練習します。解答後は選ばなかった理由も記録し、選択基準を修正します。
第10~12週:答案と面接を往復
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
第10~12週は180分の専門演習と、研究対象を90秒で説明する練習を交互に行います。書けなかった前提条件や用語を口頭で補い、口頭で曖昧だった箇所を式や図へ戻します。
試験時間内の選択
問題選択、途中式、検算を同じ手順で再現できるようにします。
最初に全体を走査する
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、専門の冒頭で14題全体を読み、A=最後まで解ける、B=途中まで、C=準備外、の三段階で印を付け、2分野以上という条件を満たすAから4題を選ぶ手順を提案します。
答案ごとの確認点
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
各答案の最後に、単位、符号、極限、原子・電荷・物質量の保存、近似条件を確認する欄を設ける方法を提案します。化学式と数式のどちらでも、保存則は誤りを見つける手掛かりになります。
選択を変えた記録を残す
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
演習では、途中で問題を変えた時刻と理由を記録する方法を本書は提案します。知識不足なのか、計算量の見積り違いなのかを分けると、次回の最初の選択が改善します。
配点・部分点・合格最低点
区分:大学が公表していない情報。確認した一次資料の範囲では数値や条件を特定できません。
問題ごとの配点、途中式への部分点、採点基準、合格最低点は、確認した募集要項と公式過去問ページ・問題冊子には掲載されていません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 博士課程前期2年の課程学生募集要項〔一般選抜〕
東北大学大学院工学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF物理頁4・7~10・16。募集人員、出願、書類、検定料、日程、化学・バイオ系の試験表
- 応用化学専攻
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:専攻の教育研究目的、3講座、研究分野・研究室一覧
- 過去の大学院入試問題
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:令和8~6年度の基礎・専門問題への公式リンクと選択条件。問題PDF本体は別出典
- 令和8年度 専門科目問題冊子
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2025-08-26・27実施分|確認:2026-08-28|参照箇所:全42物理頁の表紙・注意事項。9時00分~12時00分、14題から2分野以上にまたがる4題選択
- 令和8年度 専門科目1 無機・物理化学分野 結合・構造論
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2025-08-26・27実施分|確認:2026-08-28|参照箇所:全1物理頁。問1の分子磁性・遷移金属・NiO、問2の固体熱伝導
- 2026年度 工学研究科大学院学生便覧
東北大学工学研究科・工学部|資料:2026年度|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF物理頁112・114~115・317~318。応用化学の単位、セミナー、修士研修A~D、科目概要、カリキュラムマップ
- エネルギー資源化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:冨重研究室。バイオマス、メタン、二酸化炭素の固体触媒変換
- 機能高分子化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:三ツ石研究室。高分子のボトムアップ集積、薄膜、無機材料とのハイブリッド
- 量子物理化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:浅井研究室。放射線計測材料、シンチレータ、線量計測・画像化、励起・捕獲機構